災害につよい家づくり③
2023/07/24
災害につよい家づくり③
サブタイトル
災害の備えとして電気をためることはできるの?!
発電した電気を貯めておくことができれば、太陽光発電でも余った電気を蓄えておき、
停電や発電できない夜に活用することができます☆
現在は、まだ電気容量やコストの問題がありますが、すでに自動車を動かすだけの電気を蓄電できる技術があるため、快適に暮らすことができる日がくるかもしれませんね。
災害が起きた時に電気が使えなくなったときに発生する問題として
災害被害は川の氾濫や土砂崩れなどが一般的なイメージですが、直接的な被害ばかりではありません。
停電になると固定電話は使えなくなるので、連絡の際はスマホに頼ることになります。しかし、災害時は安否を確認しようと大勢の人が一度に電話をかけるので繋がりにくくなるのも事実です。スマホの場合、停電中は充電ができないのでバッテリーが切れると連絡を取ることができなくなり、孤立する事態は避けられません。必要最低限以外の使用は控え、バッテリーの消耗を防ぐことが重要になります。
防犯カメラなどの防犯設備の一部は停電になると機能が停止するのでその点についても注意しなければいけません。照明も使えず、夜になると真っ暗になります。懐中電灯の光では一部分を照らすに留まるので日中のような行動は非常に難しいと言えるでしょう。
真っ暗になると何もできないのでそのまま寝る以外に過ごす方法はありませんが、空き巣などの犯罪被害に遭うリスクが増大することも忘れてはいけません。安全管理には細心の注意を払うことが停電時に求められる姿勢と言えます。
災害後のインフラ設備の復旧は電気がもっとも早いとされていますが、これは送電設備が埋設されていないことに関係しています。ガスや水道の配管設備は埋設されているので、破損した場合は地面を掘り返す作業が必要です。その点、送電設備は電線を支える電柱を設置すれば復旧できるのであまり時間がかからないと言えます。
しかし、地域の景観を損ねるとの理由で送電設備の埋設が進んでいることから、災害後の復旧に時間がかかると問題視されている点は無視できません。内閣府は首都直下地震が発生した場合、停電から復旧するまでの所要時間を約6日と算出していますが、これは送電設備の修復がスムーズに進んだ場合の話です。
実際は埋設した送電設備を直すために穴を掘ったり、崩れた建物のがれきを取り除く作業も伴うのでさらに時間が長くなるとされています。送電設備の埋設はメリットの他にデメリットもあることを踏まえ、不測の事態に備えることが大切です。
停電から復旧するまでに必要な時間は、3~7日程度。しかし、この期間もあくまで目安。家庭ごとに停電対策をしておくことが求められます。
家庭用の小型バッテリーを用意する
太陽光発電システムを設置する
非常用電源を確保する
上記のうち、いずれかでもいいので、ひとつ対策しておくと安心です。安いものだと、数万円ほどで購入できますので、ぜひご検討してみてください。停電生活は想像以上に不便です。できる対策から始めていきましょう。