松永建設

災害対策、皆様どこまで出来ていますか?

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災害対策、皆様どこまで出来ていますか?

災害対策、皆様どこまで出来ていますか?

2023/04/24

皆様、災害対策はどのくらいできていますか?

~大牟田の豪雨を経て~

こんにちは~松永建設です。

令和2年7月大牟田市の豪雨、もうすぐ3年が経とうとしています。

1日目の合計降水量388.5mm、1時間の最大降水量74mm

2日目の合計降水量273mm、1時間の51mm

降り続く豪雨によって下水道や排水路が許容量を超え溢れた雨水が建物や道路に被害を与えました。

私はそのとき買い物をしており、携帯の警報、アナウンスがずっとなっていました。「え、そんなにひどいの?」と外に出ると、雨、風で飛んでいくのではないか・・・。「こんなにひどくて帰れるの?」とすでに道路は冠水している状況でした。

家族が心配な私は車で家に帰る事を決めました。

帰る途中に押し車で小走りされている方、屋根のあるところに避難されている方、車が浮いている。など今までに見たことがない状況を目の当たりにしました。正直、悪い夢を見ているのではないか。そのように思いました。私の家はやや高台にあるため被害はありませんでしたが、ニュース、SNSを見てみると成人男性の肩まで水が浸かっていたり、子供2人抱えたお母さんが腰まで水が浸かっていたり、これが私たちの大牟田・・・?と悲しくなりました。

本日は《水害対策》についてお話させてください。

大牟田市の豪雨を経験してきたからこそ、しておいた方が良いこと事前準備など

伝えていきます。


水害に強い家の作り方とは

・敷地を高くする

・床を高くする
・基礎を高くする

と高さを上げることがPOINTです。
ただ、いずれにしても大規模な工事が必要となり、経済的な負担も相当なものになりますし、既に建っている家にお住まいの方にとっては工事自体も難しいものとなります。
 ~水害対策の準備~
 
1.土のう・水のう
土のうとは、布袋に土砂を詰めたものです。これを積みあげて、水や土砂の流れを止め、家屋への浸水を防止するので、水深の浅い初期段階や小規模な水害時には、非常に有効な対策です。40~45リットルのゴミ袋を2~3枚重ね、水を入れて作る水のうも有効です。
水のうを複数個用意し、段ボールに詰めることで土のう代わりにもなります。
水害被害を受けやすい半地下・地下に玄関や駐車場、居室があるお家にお住まいであれば、土のうは常に準備しておくのが良いです。
 
2.止水板(しすいばん)
大雨時には、家の出入り口に、長めの板などを設置し、土のうや水のうなどで固定して、浸水を防ぎましょう。板がない緊急の場合は、テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用しても良いです。

※止水板を購入に対して補助金を出してくれる自治体もありますので、お住まいの自治体のHPなどをチェックしてみてください。
 
3.排水溝のチェック
ゲリラ豪雨など、突発的で激しい水害時は、トイレや浴室、さらには洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する“排水溝逆流浸水”が発生し、室内から泥水が噴き出す恐れがあります。
水のうをトイレの便器に入れる、浴室、浴槽、洗濯機の排水溝の上に乗せる、といった対応で逆流を防止しましょう。
 
4.自作のハザードマップ
自治体の作成したハザードマップは非常に重要なものですが、それに加え自前のハザードマップを用意しておくことも大切です。

自前のハザードマップには、避難場所までのマンホール、川、溝など危険場所に印を付けておくと良いですよ。
特に濁流で冠水した場合、危険箇所が見えなくなり、避難途中でふたの外れたマンホールや側溝に落ちてしまうことも非常に多くあります。
通常の降雨時に避難場所まで歩いてみて、自作のハザードマップに、雨が降った時の水の流れる方向やマンホール・側溝の場所の目印になるものも書き込んでおきましょう。
なお、お家が平屋建てで、ゲリラ豪雨時などに逃げ場所がなくなって
しまうような際には、遠くの避難場所を目指すよりも、隣近所の二階以上に
避難させてもらうほうが安全なので、普段から人間関係を築いておきましょう。
 
5.非常用品備蓄
大規模水害時には、水道、電気、ガスなどが止まり、道路が寸断される
可能性があります。
ライフライン途絶を想定し、水、食料、日用品、カセットコンロ、
カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器、
ランタンなど、一週間程度暮らせる備蓄を準備しておきましょう。

特に忘れやすいのは日頃より服用しているお薬です。

最近では、お薬手帳を非常用バックに入れられているかたも多いみたいですよ。
これらについては、故障の有無など定期的なメンテナンスを行うように
心がけましょう。また持ち出し用の非常用品はすぐに持ち運びができるよう、
一箇所にまとめて保管しておきましょう。
両手を開けて避難できるよう、リュックなどに入れての保管をオススメ
します。
 
災害は本当にいつ襲ってくるかわからないものです。
水害に強い家を作ることも当然大切ですが、万が一に備えた準備も、
家づくりの際にアドバイスさせていただいています。

次回の更新もお楽しみに✩
 

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