日本の『和』畳について
2023/04/08
日本の“和”畳について
~畳のある家が減少中?!~
こんにちは松永建設です!
今回は、「畳」についてのお話です!
突然ですが、皆様のお家に《畳》ってありますか?
日本固有の文化である畳は、日本で発達した床材であり、日本の気候や風土に最適な床材です。
ネットで調べてみると和室・畳のある家に住んでいる人は70.8%だそうです。意外と少なくて驚きました・・・(;´Д`)
畳は天然素材である い草の香りは
・リラックス効果
・二酸化窒素などを吸着することによって空気を綺麗にする
・防音性が高い
・定期的にメンテナンスをすることで長く使用できる
といったメリットがあります。
ですが、畳は地域によってサイズが違う事をしっていますか?
地域別の畳のサイズである、4種類を見てみましょう。
①京間(きょうま)本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)
京間は、京都や関西地方、中国地方、九州地方などで用いられており
サイズは「191cm×95.5cm」と、4種類のなかでもっとも大きいのが特徴です。
②中京間(ちゅうきょうま)三六間(さぶろくま)
おもに愛知、岐阜などの中京地区、福島、山形の東北地方、北陸地方の一部、奄美大島など、日本各地で用いられています。
中京間のサイズは「182cm×91cm」と、京間の次の大きさとなります。日
③江戸間(えどま)五八間(ごはちま)、関東間(かんとうま)
全国的な標準規格として、関東地方や東北地方、北海道で用いられています。
サイズは「176cm×88cm」と中京間によりもさらに小さくなります。
④団地間(だんちま)五六間(ごろくま)
おもに公団住宅、アパート、マンションなどで用いられています。
サイズは「170cm×85cm」と、4種類のなかでもっとも小さいのが特徴です。
畳の大きさは部屋の広さをあらわす単位として利用するため、住まいが変わる際には知っておくと役に立ちそうですね♪
西日本では、京間や中京までは、畳を並べた寸法に合わせ、
その外側に柱を立てます。そのため、柱の中心から柱の中心までの距離は、
畳+柱1本となります。
メリットとしては、ふすまや障子も畳のサイズを基準にするので、
規格化され使いまわしが可能になります。
この畳を基準にする方法を《畳割》と呼びます。
これに対し関東では、畳ではなく柱と柱の間の距離を基準にします。
そのため、使う畳の枚数が違う10畳間と6畳間では畳の寸法が
異なるようになり、使いまわしができないのです。
この方法を《柱割り》と呼びます。
江戸間に、伝統的な和ダンスセットがおさまらないことがあるのは、このためなのです。
ただ柱割りでは、柱の太さにとらわれないため、施工が楽で早いというメリットがあります。
そのため、火事の多かった江戸で使われ始めたといわれています。
和室は・・・畳は・・・と躊躇されている方!!
半畳の琉球畳を使う方も多くなってきているみたいですよ。
これは和室でなくても、リビングの一角に敷くことで
畳の応接スペースを作ったりできるため、最近では人気が高まっています。
家の中に少しでも“和”を感じられると落ち着く事ができるとおもいます。
暮らしの用途に合わせて対応できますので、ぜひご相談ください。
いかがでしたでしょうか。
私もこのブログを書くにあたって《畳》について再度知ることができました。
こういった情報を少しでも覚えておくといいですね。
また次回の更新もお楽しみに