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2021/07/20

間取りの単位

こんにちは(・ω・)松永建設です!

 

皆さん物を測ったりする時に使う「メートル」や「尺」という言葉を聞いたことあると思いますが、一般的に使われている寸法はメートル法と呼ばれるものです。

これは法律でも義務つけられており、取引上の軽量には国際基準であるメートル法を用いることとされています。

そのため建築業界でも図面上の寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

 

チラシや広告で部屋の広さは〇㎡などよく見られると思いますが、実際建築現場に行くと職人の方達が『さんじゃくごすん』や『いっすんこぶ』など「寸」「間」「尺」といった単位を使われています。

この「寸」「間」「尺」はかつて日本独自の単位で尺貫法とよばれています。

 

ではなぜ昔の単位が使われているのでしょうか?

 

それは・・

 

人の体にフィットするような柔軟性が秘められているからです!

 

起源からみてみるとその秘密がわかりますが、メートル法の起源は1791年で地球の北極点から赤道までの子牛線孤長の「1000分の1」として定義されています。

 

つまりメートル法は地球を基準にした単位なのです。

 

それに対し、尺貫法は歩との体を基準とした単位なので、1寸は手を広げたときの中指の先の長さと、1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、1間は人の身長を基準としています。

こちらは諸説あるので気になった方は調べて見てください!

 

この人の体を基準とした尺貫法の最も分かりやすい例が畳にあります。

畳の単位は1畳(いちじょう)と呼ばれ、この畳というのは6尺、横3尺となっています。

昔から「立って半畳、寝て1畳」と言われており、このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。

この畳の横幅の3尺が家の作りの基準になっているので、設計図をみると3尺を基準として作られていることが多いです。

3尺はメートル法に変えると910㎜です。

トイレや浴槽(ユニットバス)、キッチンなどの設備や機器も3尺に収まるように作られていることが多く、効率よく配置されるようになっています。

柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどはこの3尺の倍数になってる事が多いです。

 

また、建材と呼ばれる家を建てるために必要な材料も尺貫法であるものが多く。メートル法での建材より多く流通しているため、建材にかかる材料費を低く抑えられるといったメリットもあります。

 

そんな建築業界以外では馴染みがなかった尺貫法ですが、今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれませんよ?

気になる方は家の色んなところを測ってみてください(*^O^*)

新築、リフォームなど家づくりの相談などありましたらお気軽にご相談下さい♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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